せっかくだから、おれは XOSS をえらぶぜ
以前、Cyclemeter の記事を書きましたが、ついにねんがんのケイデンスセンサーを導入しました。
Amazonで購入すると Lixada iGPSPORTとXOSS のどちらかになるのですが、クランク周りにつけるのであれば極力小さい方がいいだろうということで、XOSS を選択しました。
Bluetooth 4.0 規格とサイクルコンピュータ
Bluetooth 4.0 では、規格としてサイクルコンピュータとフィットネス用のプロファイルが定義されており、そのプロファイルに準拠していれば、どの機器同士でも接続して連携させることができます。
XOSS と Lixada は両方ともマグネット不要で自身に内蔵されている加速度センサーで回転状態を検知してその信号を親機器に送信します。従来型のサイコンだとセンサーとマグネットを調整しなければならなかったのですが、細かい位置の調整が不要とか、それだけで未来がやってきた感がありありです。
XOSS 開封の儀
XOSS の付属物は以下の通りです。
- 本体・説明書・電池
- ゴム版2種類
- ゴムバンド、大小2本ずつ
説明書は英語、中国語の二か国語です。まあ、絵が書いてあるので、だいたいわかるんじゃないかと思います。
まあ、Amazonで買えるガジェット系でだんだんと英中の二か国語の説明書が多くなってきている気がします。
本体を自転車に装着するためのゴム版が2種類付いています。一つがケイデンスセンサー用で、もうひとつがスピードセンサー用の模様です。ケイデンスセンサーとして使用する場合はクランクに本体を装着するために、平べったいゴム版、スピードセンサーとして小する場合はハブ軸につけるため、ハブに密着するために湾曲する形になっています。
ゴムバンドも大小入っています。短いものがクランクに着けるためのもので、長いものがスピードセンサーとしてハブに装着するためのものです。太さは変わりません。
そもそも、ケイデンスをなんでは測定するんだっけ?
ケイデンスというのは一分間に何回ペダルを回転させたかという指標です。車でいうとタコメーターみたいなものでしょうか?
測定する理由も、車のタコメーターと同じようなもので、回転数が高すぎても低すぎても体力が効率的に使えないため、適正な回転数を測定するために、ケイデンスを測定します。
弱虫ペダルの主人公くんは金城主将に後ケイデンスを20上げろとか言われて、120から140に上げちゃったりしましたが、はっきり言って超人です。
同じ速度で走っていてもケイデンスが低い場合は重すぎるギアを漕いでいることになり、疲労が蓄積しやすかったり、怪我をしやすくなったりします。逆にケイデンスが高すぎる場合はエネルギー効率が悪くなるので、やはり疲れてしまいます。
特に長時間自転車に乗る場合は適正なケイデンスで漕ぎ続けることが重要になるので、ケイデンスを測定します。
自転車にインストール
まず、自転車に装着する前に、電池の蓋を開けて、絶縁シートを抜きます。電池はおなじみの CR2032 です。
絶縁シートを外して、蓋をつけると、スタンバイになります。このとき、蓋を外してつけるたびに、スピードセンサーとケイデンスセンサーのモードが切り替わります。
表面にLEDのランプが付くときにケイデンスモードだと、青ランプ、スピードセンサーモードだと赤ランプが付きます。結構派手に点灯します。
早速クランクにXOSSを取り付けようと思いましたが、残念ながら、チェーンステイとのクリアランスがあまりなくクランクの外側につけるハメになりました。
まあ、これでも使えなくはないのですが、ペダルをこぐと、時々、靴と干渉するので気になります。
しかも、自分の自転車はクランクの内側が肉抜きされているので、ふつうに付けると不安定になってしまいます。
そこで、クランクの肉抜きされている箇所にはめ込むように結束バンドで固定します。まあ、結束バンドは自転車乗りの嗜みみたいなものなので、何本もストックがあって助かりました。
肉抜き部分に埋め込んでみましたが、これだと、通常の使用方法と回転の向きが90度変わるため、正しくケイデンスが測定できるか心配でしたが、問題なく測定できてきます。
BTのペアリングと Cyclemeter の設定
Cyclemeterでケイデンスセンサーを追加するには以下のようにします。
下のボタンから「その他」を選びメニューを表示します。そして「デバイス」を選択します。
「デバイス」画面にて、右上の「+/編集」ボタンを選択します。何もデバイスが無いと「+」ボタンだったりします。
「Bluetooth の追加」を選択して、しばらく待つとデバイスの一覧にXOSSが追加されます。
今回はケイデンスセンサーとして使用するため、「バイクスピード」を「オフ」にします。
「スポーツ時計」画面で、ペダルペースとして、ケイデンスが表示されます。
実際に使った感じ5秒程度のラグはありますが、従来方式のケイデンスセンサーでも同じような感触なので、あまり違和感は無いです。
これで、体に優しい自転車ライフを送ります。