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コミック版 「幼女戦記9」 感想

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最近ラノベ感想が減っているのは自覚していますが、今回もコミック版「幼女戦記9」の感想です。
表紙はメアリー・スーさんです。

あらすじ

公式より

宿敵・アンソンとの闘いもいよいよ佳境。海軍と連携した作戦によってレガドニアを窮地に追い込むターニャだが、その実、己自身もある意味窮地に追い込まれていたのだった。嗚呼、麗しの安全な後方勤務はいつの日になるのだろうか 。

この感想はネタバレがふんだんに含まれています。ごめんなさい。

コミック版幼女戦記の特徴

コミック版幼女戦記の特徴ですが、ところどころの説明の箇所に擬人化されたキャラクターが登場して、説明一辺倒になりそうなところをメリハリよく説明しています。また、これにより説明部とストーリー部がクッキリと分かれることになり、読む側はすごく楽です。

ちなみに、帝国(ドイツがモデル)が狼、フランソワ共和国が豚、協商連合が馬、連合王国が獅子になっています。

ドイツが狼、フランスが豚というのはゲンブン先生のCat Shit One と一緒ですね。やっぱり、ある程度のステレオタイプが共通認識としてあるのかなと思います。連合王国が獅子というのリチャード2世がいるので繋がりますが、協商連合が馬なのはなんでだろう?

潜水艦との協調作戦

今回のお話は海を中心に話が展開します。
幼女戦記の世界はまんま現在の地図をそのままに第一次世界大戦と第二次世界大戦をごっちゃにしたような大戦が始まってしまうお話なので、潜水艦の有効的な運用も定まっていない時代です。魔導師団も同様に試行錯誤の中にあり、今回は初めてづくしの兵科運用ということで協調して作戦に臨みます。原作では潜水艦の艦長とターニャの心温まる交流もあったりするのですが、コミック版では限定的ですが、それでも、潜水艦の艦長がデグレチャフさんを指名するあたり、良い信頼関係ができている証です。

アンソンさん、散る

9巻の見せ場はやはりアンソンさんの最期です。原作でも長らく主人公ターニャの相手として活躍してきましたが、9巻でとうとうターニャに斃されます。そして、アンソンさんの最期のシーンの描写が見事過ぎて運命の残酷さをいやが応に焼き付けられます。

アンソンさんはアニメ版ではいい感じの渋いおじさんでしたが、コミック版ではかなりかっこよく書かれています。自分はどちらのアンソンさんも大好きです。

メアリーさんと存在X

コミック版では、明確にメアリーさんに存在Xの神の恩寵が与えられるシーンが来ます。原作ではただの無鉄砲な娘さんのイメージが強かったのですが、コミック版ではデグレチャフさんと対をなす存在になっていくのでしょうか?

そして、そのタイミングで次巻に続くというなかなかのヒキです。はやく10巻出ないかなぁ。

Munacky は存在Xの恩寵を受けたメアリーさんと東條チカ先生を応援しています。

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