表紙はヴァイトくんとアイリアさんです。タイトルが魔王の花嫁になっていますが、はて?魔王モヴィちゃんに花嫁が来るのでしょうか(違..)
あらすじ
3人目の魔王は、まさかの人間――!?
1億8000万PVの大人気転生ファンタジー!
シリーズ累計40万部突破! コミック版も大好評連載中!
あらすじ、短か!だが、これがいい…
みどころ
8巻のあとがきで、作者の漂月さんは初期の構想では8巻までで「もし連載を長く続けられた場合は 、どうしてもこれをやっておきたい」というのが9巻以降ということでしたが、9巻は本当に「どうしてもこれをやっておきたい」というお話です。
とにかく、序盤からトップスピードで盛り上がり、急転直下、それに続く大団円と目まぐるしく展開していきます。そして、今までの集大成とばかりに今まで出てきた皆様方が大活躍します。
そして迎える急転直下からの大団円はこの長いお話の一つの集大成といっても過言ではありません。ああ、今まで読んできて良かった…
序盤戦からクライマックス
突如として現れた謎の骸骨兵の軍勢、そしてそれを迎え撃つミラルディアの皆様。今まで、長いお話で色々と見せ場を作ってきた皆様方だけあって、ぽっと出の悪役さんなんぞ敵ではありません。
それぞれの都市の太守の皆様や魔王ゴモヴィロアの門下生たち、ウォーロイ一行の見せ場もたくさん用意されています。特に吸血鬼のメレーネ先輩とパーカーの兄貴かっこよすぎる。そして、ウォーロイ殿下は花の慶次の登場人物のようになっています。
手に汗握る展開からの納得の大団円
ここからはネタバレになるので、あんまり詳しくは書きません。基本的にこの作品は安心して読めるのですが、なかなか展開が読めずに結構ハラハラしながら読んでました。
改めて読み返してみるとヴァイトくんは相変わらず所々で無茶しています。ところが、初見だとあんまり無茶を無茶と感じさせないストーリ運びになっているのヴァイトくんがすごいのか漂月先生がすごいのか…
それにしても、漂月さんの伏線回収は本当に上手だなぁ。
ひとまず、いろんなことに決着がついた9巻ですが、ヴァイトくんとアイリアさん、お幸せに。