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片面フラットのビンディングペダルの泣き所

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先日は片面フラットのビンディングペダルを熱くオススメしましたが、片面フラットのビンディングペダルにも泣き所があります。

それは、サドルの最適な高さが、フラットペダルとして使用するときとビンディングペダルで使用する時で変わってしまうことです。

実はペダル自体ではフラット面とビンディング面の高さそれほど変わりません。
フラット面が上の場合の画像がこちら、

ビンディング面が上の画像がこちら、

軸からペダルの上面までの距離はほとんど変わりません。しかしながら、実際に靴の厚みを考慮に入れると、MTBのビンディングシューズは意外と厚底なため、ビンディングシューズをつかう場合はサドルの高さを少し上げてあげる必要があります。

フラット面にスニーカーで足を乗せた時の画像です。ペダルの軸からソールの距離に注目してください。

次にビンディングペダルをペダルに装着した時の映像です。
ペダルのじくからソールの位置までの距離が長くなっていることがわかるかと思います。

だいたい、自分が持っている Mavic のMTBシューズとスニーカーを比較して、1cmの差が出ます。

この問題を解消するには、以下の2つの選択があります。

  1. フラットもしくはビンディング装着時のどちらかのサドル高を我慢する
  2. MTBシューズと同じ厚みの靴底の靴を履く
  3. フラットとビンディングの使い分けをするたびにサドルの上げ下げをする

1の回避策を使う場合、せっかくのSPDペダルなので、ビンディング装着時のサドル位置に合わせたいところですが、そうすると普通のスニーカー走る場合に、ペダルまでの距離が通常よりも長くなり、かなりつま先で漕ぐ羽目になります。辛いです。結構腰と膝にきます。逆にフラットペダルの位置にサドルを合わせると、ビンディングの時に低くて少し漕ぎにくくなります。せっかくのビンディングペダルが台無しです。サドル1cmの高さの違いはかなり厳しいです。

2の回避策は意外と靴の選択肢がありません、ビンディングシューズと同じくらいの厚みの靴底だとトレッキングシューズくらいしかないのが実情です。

3の方法ではマウンテンバイクや折りたたみ自転車では良いのですが、ロードやクロスバイクの一部のモデルでは、サドルの上げ下げに工具が必要になるので、結構面倒くさいです。

ロードバイクでのサドルの上げ下げの辛さ

ロードバイクでは一般的にほとんどサドルを上げ下げしないため、六角レンチを使ってサドルを固定しています。

そのため、毎回切り替えるたびに六角レンチを使って上げ下げすることになり、面倒くさいだけで無く、せっかくミリ単位で合わせたポジションが崩れてしまいます。メモリ付けのシートポストを使うと若干面倒さは軽減されますが、あまりやりたくないのが実情です。

昔、「PD-M324」とロードの組み合わせで乗っていたのですが、毎回ポジションを変えるのが面倒くさくなり、ビンディングペダルだけしか使わなくなってしまいました。

ドロッパーシートポストの素晴らしさ

MTB では最近流行り始めているドロッパーシートポストを使えばサドルの上げ下げは、オフィスチェアのようにスイッチ一つで楽々にできます。

ハンドルのスイッチ一つで

下がっていたサドルが

ぐぐっと上がってきます。

本来は片面ビンディングの調整にある機能ではないのですが、ドロッパーシートポストがかなり重宝しています。

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