ラノベ感想

「本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~貴族院外伝 一年生 本好きの下剋上(外伝)」感想

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表紙はヴィルフリートとハンネローレさまでしょうか。

あらすじ

公式より

春の卒業式を終え、貴族院の図書館は静けさを取り戻していた。司書を務める教師ソランジュはローゼマインが入学してからの、刺激に満ちた一年間を振り返る。
「今年の貴族院は特別な思い出がたくさんあります」
 本編とは異なる視点で描かれる学園生活。ヴィルフリートやハンネローレ、オルトヴィーンといった一年生の領主候補生たちを中心に、ローゼマインの側近たちや、エーレンフェスト寮の学生、寮監なども登場。貴族院の知られざる毎日が今、鮮やかに蘇る! 
 本編の二年生を目前に控え、思い出噺に花が咲くビブリア・ファンタジー!
 大幅な加筆修正に加えて、書き下ろし短編×10編を含む合計18編を収録した、シリーズ初の番外編!
 椎名優描き下ろし「四コマ漫画」も収録!

みどころ

ソランジュ先生がヴァイス、シュバルツと一緒に一年を振り返るという形式で、紡がれる沢山の登場人物のエピソードの集まりです。この本自身が短編の集まりでできていて、それぞれの人物の一人称で書かれています。そのため、他の学生からローゼマインがどのように映っているのかということが多層的に描写されていて、本好きの下剋上ワールドの広がりと厚みを際立たせて行きます。

特に、登場人物同士がローゼマイン不在な環境にてローゼマインについて色々なお話をしていると、ローゼマインがどのように評価されているのかが色々な角度から見えてきて、面白いです。幾分に過大評価されているような気もしますが…

ものすごく多彩な登場人物

そんなわけで、この外伝には各章ごとに主役となる人物が異なります。エーレンフェストのローゼマインの側近達や兄のヴィルフリートならともかく、ライバル領の学生が主人公だったりするとこの人誰だっけ?となること請け合いです。
そんなわけで、過去の作品を当たって、どんな人だったかをざっくりと思い出して読み続けていきました。

この挿絵を見ても、誰が誰だかぱっとわかりませんが、色々と想像して楽しくなります。

この本も登場人物が多くなり、誰が誰だがわからなくなってきたりします。本好きの下剋上の登場人物 Wiki などもあったりするのですが、こちらは Web 版も包括してるので、うっかりネタバレになりかねません。

そんなわけで、某グイン・サーガのように人物辞典が欲しくなる今日この頃です。

間の悪いハンネローレさま

主役不在の外伝ですが、個人的にはダンケルフェルガーの領主候補生のハンネローレさまが見ていて微笑ましいです。

間が悪いというか、不運というか、本人はかなり落ち込んでいるのですが、読者の視点からでは本人に悪気がないのがわかっているので、応援したくなってしまいます。

個人的にお気に入りなのが、ローゼマインから本が届いた以下のシーン。

このように薄い本を貸してくださるということは 、わたくしには分厚い本が読めないと思われているのではないでしょうか 。不安です 。

単純に、本の薄い、分厚いという表現なのに、「薄い本」と書かれてしまうと、つい反応してしまいますw。願わくば、私だけではないことを祈って、次巻を待つことにします。

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