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「覇剣の皇姫 アルティーナ XIII」感想

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表紙は普段着のアルティーナの後ろにレジスと13巻のキーマンであるエレアノールです。普段着のアルティーナさん可憐だ…

あらすじ

公式より

アルティーナは帝国元帥に任命され、南方戦線へと派兵される。その道中、旧知である貴族ティラソラヴェルデ家のエレアノールが部隊を訪ねてきた。彼女は、新皇帝から過大な要求を受けて頼ってきたのだ。レジスは救いの妙案を出しつつ、南方戦線の早期決着を約束する。しかし、アルティーナたちが合流した第六軍・第八軍の兵は戦意が低く、レジスは今までとは違う苦労を背負うことに……!? 覇剣の皇姫と読書狂の青年が織り成す覇道戦記ファンタジー第十三弾!

みどころ

13巻から南方戦線が本格化していきます。ラトレイユとの継承権争いに敗れたアルティーナとレジスに南方の大物貴族であるエレアノールを加えてお話が進んでいきます。

13巻ではエルトリアとの戦を中心にしてお話が進んでいきます。そういえば、地図が付いていました。現代世界のイタリアの付け根あたりにある国のようです。現代世界と異なるのは間にアルプス山脈がないところでしょうか?

いわくありげな、曲者揃いの将軍が率いる第六軍と第八軍と行動を共にしてなんとか作戦を立案、遂行するレジスくんが大変そうです。

銃と大砲の時代の幕開け

12巻から引き続き銃の出番が増えてきて、銃の描写にも十分な量が割かれます。銃の構造や弾薬の製造方法は改良について悪巧みが進んでいきます。

戦闘においても銃士隊が編成され、既存の兵科と行動を共にしながら戦線に出ていきます。大砲に関しても銃より描写は少ないものの大活躍です。そのうちに塹壕戦とか始めたりするかもしれません。まあ、塹壕は機関銃が出てくるまでは出番ないでしょうか?

でも、ドリフターズじゃないが、硝石はどうやって確保するんでしょう。ウンコですかね?

大航海時代?

ベルガリアは大陸国だけあってあんまり海軍に力を入れている様子はないのですが、それでも手広く商売をしているエレオノーラとの会話の節々に交易の話などが出てきます。

現実の世界ではブルボン王朝のころには大航海時代はすでに終わっていて、植民地などができている頃なのですが、この世界ではあまりそういう描画は無いようです。

レジスの成長とひさびさのチャンバラ

剣や銃の腕前は相変わらずですが、13巻では散々荒波に揉まれてきたせいか、レジスに段々と胆力が備わってきた描写が増えてきました。男子三日会わざればと申しますが、なかなかレジスさんが頼もしくなってまいりました。侍女のクラリスさんに相変わらず弄ばれてますがw。

また、今回は戦場ではありませんが、ひさびさにチャンバラでエディが活躍していました。タイトルに「覇剣」とあるのに、最近剣の出番が少なくて残念に思っていましたが、エディさんカッコいい。

Munacky はエディさんを応援しています。

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