友人のnagasさんが VR を絶賛していたので、いっちょ試してみようと勢いでエレコムのP-VRGR01を買ってみました。
アキバヨドバシのスマートフォンのアクセサリコーナーの一角にVRゴーグルのコーナーがあり、色々と試着できる環境で、眼鏡を使えてなおかつ装着感の良いものを選んで見ました。色は黒です。
眼鏡対応しているため、少し深めです。代わりに焦点距離調整はありません。肌に触れるところは合皮で、バンドもガッツリと固定するタイプです。ヘッドフォンはありませんが、AirPods などの Bluetooth イヤホンを使うので自分はヘッドホンなしモデルをあえて選択しました。
本体上部に目の幅の調整機能ダイアルが付いています。
スマホは横からスライドさせて差し込むタイプ。iPhone 7でちょうど良い厚みです。ケースなどに入れていると入らないので、ケースから出して装着します。
早速 Youtube でVR 映像を色々と見て見ました。お約束のスノーボードとか
ダイビングの映像です。
iPhone と VR ゴーグルの落とし穴
実際にVRゴーグルを使用して映像を見てみたのですが、P-VRGR01にスマホをセットしてしまうと iPhoneを操作するすべがありません。仕方がないので、一旦スマホを外して、VRモードから抜けて、他のコンテンツを選びます。
面倒臭いので、他の解決策を探します。Bluetooth のVRリモコンもあるにはありますが、iOS だと音楽コントロールに使える操作しかできないようです。「再生・一時停止」、「次のコンテンツ」、「前のコンテンツ」程度です。
nagasさんからのアドバイスによると、一般的なVRアプリではCardboardに対応していて、視線とタッチ操作でUIが操作できるようになっているとのこと。Cardboard 対応 VR ゴーグルであれば、機械的にタッチ操作ができるボタンが付いているため、視線を動かしてUIコントロールを選択してボタンを押してUIを操作できるとのことです。
店頭で買う前に Amazon のレビューを読むとこんな記事があります。
と言うわけで、自分の判断だけで買う前にAmazonのレビューを読んで、Cardboardに関して調べるだけでこの製品はiOSでの使用には耐えられないことがわかります。
「愚者は体験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という格言がありますが、最近ではインターネットの集合知を活用できないと、しなくていい苦労をする羽目になってしまいます。実際に店舗で手にとって製品を選択するよりも、ネットに存在するレビューや記事からスペックを読み解いて製品を選べる能力の方が重要になりつつあると痛感した買い物でした。
まあ、Android ならこの製品で全然オッケーなんですけどね。
そのほか気になったこと
VRゴーグルでは至近距離でスマホの画面を見る関係で、液晶の保護フィルムを貼っていると保護フィルムの傷や保護フィルムに起因する画像の干渉縞が強調されてしまうので気になってしまいます。結局、液晶保護フィルムは外しました。
Munacky はもっと VR についての勉強が必要なようです。