ラノベ感想

「人狼への転生、魔王の副官 10 戦神の王国」感想

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表紙は、傭兵隊長のザカルさんとクォールの国王パジャム二世です。

あらすじ

太守アイリアが第三代魔王に就任し、相変わらず魔王の『副官』を務めているヴァイト。

ある日、ミラルディアより遥か南の国クウォールの国王から親書が届く。

いつ内乱が起きるかわからない状況の中、魔王軍は情報収集として調査官を現地に送り様子を見ようと考えていたが、いよいよ反乱が起こり、さらには調査中に兄弟子(兄弟子=パーカー)が行方不明になってしまい――!?

みどころ

8巻、9巻はそれまでのおもむきとは少し異なり、転生先の世界を見て回るというよりはヴァイトくんが自分自身と向き合いそれを克服するお話でしたが、10巻からは7巻以前のノリに戻って異国であるクォール国を舞台に世界を見て回るお話に回帰しているように思います。

今回、舞台になるのはミラルディアの南にあるクォール王国。地図では地中海の反対側にあるようなお土地柄ですが、気候などは東南アジアに近いのでしょうか?メジレという大河が出てくるのですが、個人的には作中の描写からナイル川というよりはメコン川を連想しました。

とはいえ、新婚生活に突入したヴァイトくん、なかなか独身の頃にはなかった苦労をしているようです。

新婚生活

9巻にてアイリア様とめでたく結ばれたヴァイトくんです。そんなわけで10巻はあつあつの新婚生活から始まります。すでに結婚してから十数年間経過した身としてはなかなかに新婚当時のことを思い出そうとして思い出せなかったりして「もげろー」とか毒づきながら読んでます。別に、自分は夫婦仲は悪くないと自負していますが、新婚の時のフレッシュなトキメキが思い出せないだけです。多分。

でも、ヴァイトくんが幸せになるのはいいことですよ〜。

大学の話

クォール国に話が移る前にミラルディアに大学を設立するお話が出てきます。今のところ学生は貴族の子弟が中心ですが、なかなかに教育論の話とかが出てきて、力が入っています。別の作品「異世界クィーンメーカー」のあとがきによると作者の漂月先生は塾の講師をされていた経験があるとのことで、教育のお話を描写するのがかなり上手です。

大学の授業の様子などの描写もありますが、なかなかに実践的な内容のようです。個人的にはリューニエくんにお友達ができたのが嬉しいです。

私も働きながら大学にもう一度いってみたいなぁ。

傭兵隊長ザカルさんと苦労人の副長クメルクさん

10巻より登場する主要人物として、傭兵隊長の「ザカル」さん、その副長の「クメルク」さんが登場します。

ザカルさんは本シリーズにしては珍しく野心的で利己的な人物です。ただ、戦士や指揮官としては非常に優秀で、ヴァイトくんもザカルさんの狙いを読みながらも対応に苦慮しています。ザカルさんとヴァイトくんの読み合いの結末は11巻に持ち越しのようです。

また、クメルクさんはまたいい感じに善良で有能な副官という苦労人ポジションです。隊長のザカルさんがやり手だけに色々と苦労が多そうです、。

書き下ろし「思いを繋いで」

10巻に収録の書き下ろし、「思いを繋いで」が本当に私のツボに入りました。

時系列的には10巻の裏側で描写されているミラルディアノ様子なのですが、本当にストーリの展開がタイトルと一致していて漂月先生すばらしい〜となること請け合いです。

タイトルの通り、本当に思いが繋がっていてほっこりします。どう、繋がっているのかは是非、呼んでください。

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