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コミック版「幼女戦記 11」感想

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表紙はライン戦線に降り立ったターニャ・デグレチャフです。凛々しいというか、神々しい。

あらすじ

公式より

北洋艦隊との艦隊演習を終えた第二〇三遊撃航空魔導大隊。 次の戦地は懐かしのライン戦線。ターニャは再び血濡れた蒼穹を疾駆する! …だけかと思いきや、どうやら今回は新兵の教導も任務に含まれているようで…?

みどころ

またしても西部戦線に帰ってきたターニャの203大隊。相変わらずの大活躍ですが、今回の間では新人くんが配属されたりする描写があって、なかなかに総力戦の色合いが強くなってきました。

西部戦線において、フランソワ共和国との戦いが激しさを増していきます。

グランツさんようこそ

ライン戦線に補充要員として配属されたグランツさんです。もう、キラキラっぷりだけでお腹いっぱいです。凄く、意識が高そうです。

本編の最新刊とのギャップがすごいですが、誰にでも初めてはあるのですよ(意味深)

11巻では戦争をしながら新兵を教育していく場面の描写があり、なかなかに心に刺さります。なんか、エンジニアの新人育成と重なって見えて辛いものがありますのう。

エンジニアの職場より、戦場の方が過酷なのは当然です。組織を維持するためには新人の教育が重要なのは古今東西、どの組織においても同じです。

意外とためになる戦場知識

11巻でも為になる戦場豆知識が健在です。相変わらず、動物でデフォルメされたキャラクターたちが愛らしい。まさか塹壕の堀りかたについて講釈が聞けるとは…

まあ、動物で戦争を描写するのは古くは「のらくろ」から続く系譜ですが、サツバツ感を減少させる仕組みとして有用です。個人的には Cat Shit One がおススメです。

変態だ〜ビアント中佐

11巻で新登場のフランソワ共和国のビアント中佐。なんといっても初登場のインパクトがすごい。おまわりさん、こちらです。

まるで、聖闘士星矢のミスティのようです。

ビアント中佐はかなり優秀な軍人で柔軟な思考を持ちターニャの前に立ちふさがります。敵味方に優秀な人材が活躍するのが幼女戦記の良いところです。

イケメン、いいよね、イケメン。

特色のある各国の魔導装備

アニメ版もそうでしたが、コミック版でも各国の特色のある魔導装備がいい味を出しています。
フランソワ共和国は馬を模した魔道具に乗っています。

一方で、アルビオン王国はバイクのような乗り物に乗って戦っています。

作品中では魔導兵科が始まったばかりということで各国で最適な運用を探して試行錯誤している様子がよくわかります。

なかなかに小説だと描画されていませんが、こういうところは視覚化されるコンテンツの醍醐味と言えましょう。

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