Wifi が上手くつながらない
Oculus Go を買って色々と試しています。しかしながら、自分の部屋はブロードバンドルーターから距離があるので Wifi が途切れ途切れになってしまいます。いままで、自分の部屋の主力であるレコーダと PC は有線接続だったのと、スマホだと少し途切れてもLTEが迂回して接続してくれたりするので、あまり今まで気にならなかったのですが、Oculus Go で動画などを再生していると Wifiが切断すると結構なストレスです。
友人のnagasさんと雑談していて、「最近はやりのメッシュもいいけど、まずは中継器から。そして、時代は TP-LINK」というお話になり、手始めに TP-LINK の中継器 RE305/A を導入してみることにしました。
なお、旧モデルの RE305 の方が若干やすいようです。カタログスペック的な違いは見当たりませんので、価格優先の方はこちらがいいかもしれません
TP-LINK という会社
ふつうに量販店で買い物をしている生活だと、TP-LINKという会社はあまり馴染みはないのですが、Amazonで買い物をするとガンガンとオススメされてきます。
本拠地は深センにあるネトワーク機器の会社です。表現に揺らぎがあって、tp-link 、TP-Link、TP-LINK のどれが正解なのかわかりませんが、ひとまずここでは TP-LINK で統一して記載しています。会社名の由来はツイストペアケーブルから来ているそうです。
ヨドバシカメラでも取り扱いはありますが、国内メーカーの陰に若干隠れている間があります。
価格は国内メーカーの同等品よりも気持ち安い程度で、価格ではなく品質で勝負という感じです。
本体の外観
箱を開けたところです。箱の高級感に関しては国内製品より高いです。なお、本体には指向性アンテナ2本ついています。
本体の上部に WPS ボタンと各種の状態を表すランプがあり、裏面にはコンセントにつなぐためのプラグがあります。プラグには残念ながらトラッキング火災防止処理はされていませんが、まあ、こちらは後付けで対応しておいたほうが良いでしょう。
裏側にはLANポートとリセットボタンがあります。この製品は有線 LAN を Wifi にブリッジすることができます。リセットボタンはパスワード含めて本体設定をリセットすることができます。なお、リセットボタンは通電しているときに押さないとリセットできません。
セットアップ
ほぼ、国内品と同等のクイックセットアップマニュアルが同梱されているので、セットアップには特段苦労しなさそうです。
マニュアルの品質も高く、中華製品にありがちな怪しい日本語はありません。ふつうに日本の会社がマニュアルを翻訳しているようです。
まあ、中華製品にありがちな怪しい日本語も趣があって好きなのですが、翻訳の品質が高いだけでセットアップには苦労しません。ブラウザを使用したセットアップ方法と WPS Push ボタンを使用したセットアップ方法について記載されています。
日本のメーカーだと WPS Push ボタンのセットアップをメインで紹介し、次にブラウザを使用したマニュアルセットアップがバックアップとして紹介されるのが一般的ですが、TP-LINKのマニュアルではいきなりブラウザを使用したセットアップがしょっぱなに来ていて、漢らしさを感じますw。
なぜか、WPS Push のセットアップに失敗
中継器の場合はセットアップといっても Wifi のパスワードを入力するくらいなので、手動でもいいのですが、せっかくだから WPS Push ボタンでセットアップしてみます。
ルーターの WPS ボタンを押してから、中継器のWPSボタンを押してしばらく待ちます。
うーん、何回かやっても接続が確立されないようです。この自宅で使っているルーターではキヤノンのプリンタとWPSで設定できたので、WPS機能は壊れていないはず…相性問題かしら?
仕方がないので、ブラウザでセットアップ
Wifi に対応している機器を使用してブラウザで中継器とコネクションを確立します。コネクションの確立の仕方は、Wifi の一覧から「TP-LINK_Extender_2.4GHz」を選択して、ブラウザから https://192.168.0.254/ につなぎに行くと接続できます。
自分は iPad を使用して設定しましたが、モバイルデータ通信がオンになっていると、中継器から先がつながっていないせいか、モバイルデータ通信が優先されて中継器と正常に接続できませんでした。確実に接続するなら、モバイルデータ通信はオフにしておきましょう。
まず、本体のパスワードを設定します。このパスワードはアプリからアクセスする時も使用するので、ちゃんとしたパスワードを設定しましょう。
次に Wifiのパスワードを入力します。2.4GH帯と5GHz帯で別々に設定すれば OKです。
しばらくすると、アクセスランプが点灯します。
連携アプリ
TP-LINKからリリースされているユーティリティアプリ「Tether」を使うことによって、中継器の接続状況を表示することができます。
ルーターとの接続状況とクライアントとの接続状況ですね。そして、不明なクライアントの接続を拒否したりすることもできます。
なかなかに便利機能です。
使用感
SOHO機器の世界シェアNo. 1だけあって、性能的には満足しています。そして、アプリのGUIも使いやすく、かなりの品質の高さを感じさせます。どうしてもこの手のコモディティ家電は差別化が難しいところですが、コストパフォーマンスは満足できるものです。
それよりも、個人的には Amazon のラインナップと家電量販点のラインナップで見える世界がガラッと変わるのが印象に残りました。家電量販店では国内向けのメーカーが頑張っていますが、ネット通販だと販路の開拓などから解放されたグローバルな(主に中国の)メーカーがどんどん躍進しているように思います。