ラノベ感想

「真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました 2」感想

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表紙はリットとレッドです。
1巻よりもぐっと距離が近くなった感じです。

あらすじ

公式より

追い出された英雄・レッドは、魔王軍との戦線を離れ辺境の地で薬師として幸せな新生活を営んでいた。「薬屋って案外、暇なのな―」「それじゃあ仕事のことは忘れて、のんびり遊びましょ!」そんなリットの提案から、二人は店に本日休業の札をかけ走竜に乗り川辺でデートをする事に――。「ね、早く泳ご!」水着姿のお姫様との甘い時間は英雄の心を潤していく。 一方、レッドの離脱により混乱する勇者達は遺跡に遺された先代魔王の飛空艇をめぐり更なる激戦地へと向かうのだが……!? 世界に何があっても、2人の幸せな時間は揺るがない――。追われた英雄による大人気スローライフ・ファンタジー第2幕!!

みどころ

ゾルタンでスローライフを送っている2人ですが、薬屋を営みつつゾルタンを襲う悪意に巻き込まれていきます。

色々と小さな事件が発生して、だんだんと大騒ぎになっていきます。お話もよく作られているし、描写も巧みなのですが、事件や悪巧みを解決するよりも、みどころといえばタイトルの通りのスローライフです。

甘酸っぺえスローライフの数々

色々と発生する日常の小さな事件の合間、合間に綴られるスローライフの描写が甘酸っぱくて、いいです。二人とも思春期をとっくに過ぎた大人なのですが、海に行って水着を披露したり、ダブルベッドを買いにいったりとか、一緒にお風呂に入ったりしてドキドキするとか、甘酸っぱすぎますよ。

この本は主人公のヘタレ二人組が甘酸っぱいスローライフをニヨニヨしながら読むのが正しい楽しみ方と言えます(断言)。

色々な謀略や切った張ったの合間にスローライフがあるのではなく、あくまでスローライフの合間に切った張ったするという捉え方が正しい。

少年の成長の物語と悪役の皆様たち

とはいえ、シリアスな部分がしっかりと作り込まれているからこそのスローライフが映えると言うものです。この巻ではレッドとリットが生活するゾルタンを舞台に街中で色々な事件が発生し、それらを主人公二人と街の住人たちで解決していきます。

時代劇でいうところの「浪人もの」を彷彿とさせます。江戸の町に生活している浪人が実は達人で日常のいろんな事件を解決していくというアレですね。

2巻の裏の主人公はなんといってもウェポンマスターのアルくんです。1巻に引き続き、加護の衝動に苛まれながらも、それらを克服して成長していく、40半ばのおっさんからすると少し眩しすぎます。アルくんの成長物語としても一級品の出来です。

そして、アルベール、ビッグホークといった敵役の動機や心理描写もしっかりされており、ストーリーに深みを与えています。

ついに登場、ティセとうげうげさん

Web版も追いかけていますが、自分のお気に入りは2巻初登場のティセとくものうげうげさんです。ティセはアサシンなので、原作を読んだときは勝手にもっと忍者の黒装束みたいな格好を想像していたのですが、かなりかわいい衣装に身を包んでいます。画像だと見にくいかもしれませんが、ティセの肩の上に乗っているつぶらな瞳の蜘蛛さんがうげうげさんです。

そして、3巻に続く

3巻の予告が最後に入ってますが、ついに勇者である妹のルーティがレッドと再開します。

どうも三角関係のにおいが…おっさん的にはあだち充先生の「みゆき」的ななにかを感じてしまいます。

ああ、3巻が待ち遠しい。それにしても紙の文庫よりもKindle版の発売が一ヶ月遅れなのが、辛いです。

Munacky はレッド&リット薬草店を応援しています。

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