表紙は冬装備のぶたさんです。暖かそうなものをお召し上がりになっています。
あらすじ
冬まっただ中のロシアをシベリア鉄道でぶらり途中下車の旅。
鳥取は境港から、ウラジオストク~モスクワまでの約10000キロを旅します。凍える大地で出会う、温かなロシアの人々。
おいしい家庭料理、美しい街並みを堪能しながら、一期一会のかけがえのないふれ合いを描きます。
みどころ
この本は「女一匹シベリア鉄道の旅」の第二弾です。第一弾の感想はこちら。
前回の旅はサンクトべトロブルクから始まって東に向かい、北京で終了しました。今回は逆に境港からウラジオストックへ向かい、そこからモスクワに向かうルートです。
織田さんのひとり旅はただの移動やありきたりの観光ではなく、その土地に住む人の生活を覗きに行くスタイルで、今回もその魅力が存分に発揮されています。
ウラジオストックで、ネットの知り合いのお宅にお邪魔して家庭料理を習ったり。
ウラン=ウデで友達の友達に街を案内してもらったり。
そして、ロシアのおばあさんアイドルグループに会いに行ったりします。
憧れのウラジオストック
ちなみに、Munacky はいつか機会があればウラジオストックに観光に行ってみたいなと思っています。ビザを取得したり、現地で何をやるのか微妙だったりしますが、近くて遠いロシアの一端を垣間見たいという気持ちが強いです。まあ、モスクワとかサンクトペテルブルグにいきたいんですが、ウラジオストック近くていいよね〜。くらいのノリで…
ウラジオストックの夕焼けを見てみたいです。
例によって、美味しそうな料理の数々とロシア接客のお約束
前巻に引き続き今回も料理の美味しさは健在です。
千葉周辺にはロシア料理のお店が少ないのが難点です。
そして、ロシア旅行と言えば、ロシアの接客態度は風物詩。
むしろ、こういうクールなおねーさんに「バーン」とか「ドーン」とか「クイッ」とかされたい…
旅先でのトラブル
あまり、書くとネタバレになってしまうのですが、今回のお話では所々で主人公の織田さんがピンチになる描写があります。そんな中でも、旅先で出会った人たちの優しさでなんとか乗り越えていきます。
特にこのシーンの後のピンチは自分も豚さんに感情移入して読んでしまい、ハラハラドキドキしっぱなしでした。詳しくは本編を呼んでくださいませ〜。
あと、今回のあとがきは必見です。作者である織田さんの旅に対する思いが伝わってきます。
自分は所帯を持って、なかなか一人旅が難しい状態ですが、いつかは一人旅をしてみたいです。