このところ外部フィルターの水の流量が落ちてきたので、色々と試していたのですが、犯人は意外なところにいました。
外部フィルターと水槽のパイプをつなぐホースです。
上記画像を見ていただくと、ホースの付け根が若干膨らんでいるように見えます。
古くなってきたホースが抱える2つの問題
古くなってきたホースには2つの問題が存在してることに気がつきました。
- ホースの中に苔が定着してホースを掃除しても掃除しきれない
- ホースが経年劣化によって、縮んで断面積が小さくなる
ホースに苔が住み着く問題
長年、同じホースを使い続けるとホースにコケが付着して、ホースのクリーンブラシを使っても取りきれなくなります。
柄付きのパイプ用のブラシでゴシゴシやれば取れますが、パイプが長くなると、柄付きのブラシでは届かないところが出てくるため、すぐに苔が繁殖してパイプが詰まるようになってきます。
定期的に漂白剤などで完全に苔を滅殺すれば良いのですが、そうすると漂白中はホースが使えないので替えのホースが必要になってきます。それに、完全に乾かして、十分に洗ったとしても漂白剤が水槽の生き物に与える影響とか考えるとリスクが付いて回ります。
やはり、定期的にホースを取り替えるのが良さそうです。
ホースが縮む問題
ホースをよくみてみると、パイプとの接合部分が太くなっていて、それ以外はくびれています、これは、パイプとの接合部分が太くなったのではなく、それ以外の部分が縮んでいます。外したホースの先っぽがこちらの画像になります。
縮んだホースの内径をノギスで測定してみました。もともと12mmあるはずの内径が10mmしかありません。断面積相当では本来のサイズの約7割(1/1.44)しかありません。流速が同じであれば、本来の7割しか水が流れないことになります。(厳密にはポンプから送り出される仕事率は変わらないので、流速が若干早くなるので、もう少し流れると思います。)
これはパイプ掃除を頑張ってもダメですね。
定期的にホースを取り替えよう
と言うわけで、解決策としてはホースを定期的に取り替えるしかないわけです。まあ、純正のホースが高かったんで、互換品を買ってみました。エーハイムの2234は内径12mm、外形16mmなので、そのサイズだけ合わせておけばマッチします。
ただ、ホースが少し柔らかいようで取り回しに気を使わないとホースが無理に曲がってくしゃっとなり、断面が潰れてしまいます。まあ、安いんで多少の不具合は目をつぶることにします。
やっぱり、純正じゃないと、と言う方はこちら。
交換前のシャワーパイプの様子がこちら
交換したら、水がシャワーパイプから勢いよくジャバジャバ出てきてます。たしかに、新品の頃はこのくらい水が出てたよなぁと思い出しました。
そんなわけで、フィルターをどんなにお手入れしても水流の量が復活しないとお嘆きの方はホースを見直してみると良いかもしれません。