パスワードマネージャのメジャーどころの 1Password を使い倒す記事の続きです。
Android 上での 1Passwordとアプリケーションの連携方法
iOS では 1Passwordとアプリケーションは App Extension で連携していました。一方で、Android OS では2つの方法で連携することができます。
- 1Password キーボード
- スマートアシスト機能
この記事では 1Passwordキーボードでの連携方法について説明します。スマートアシスト機能については次回の記事で紹介する予定です。
アプリケーション連携のカラクリ
Android では 1Passwordは仮想キーボード機能があり、仮想キーボードでユーザー IDとパスワードを入力することができます。
1Passwordはサイトの情報を読み取り類推されるサイトをリストアップし、ユーザーはサイトを選びます。あとは 1Passwordキーボードを使って1Passwordに登録されているユーザーIDとパスワードを簡単に入力することができます。
システムのキーボードに 1Password を追加する
Android ではインストールされているキーボードをユーザーが使えるようにする必要があります。1Passwordをインストールすると、1Passwordキーボードもインストールされますが、ユーザーが設定画面で使えるようにする必要があります。
以下の手順で追加することができます。
設定画面を開き、「システム」を選択します。
システム画面で、「言語と文字入力」を選択します。
言語と文字入力画面で「仮想キーボード」を選択します。
仮想キーボード画面で「仮想キーボードを追加」を選択します。
キーボード一覧が表示されるので「1Password」をオンにします。
これで、1Passwordキーボードが使えるようになりました。
1PasswordキーボードでユーザーIDとパスワードを入力する
次に、Chrome でユーザー ID とパスワードを入力してみます。
またしても小田急のサイトを例にしてやってみます。まずはキーボードボタンを選択して、キーボード一覧を表示します。
キーボード一覧で 1Password に切り替えます。
「ABC」ボタンを選択してアルファベット入力に切り替えます。
1Password アイコンを「長押し」して、ロック解除画面を表示します。
指紋やパスワードを入力してロックを解除します。
候補サイトが表示されるので、サイトを表示します。
入力するフォームを選択すると、「ユーザー名を入力」ボタンを「パスワードを入力」ボタンが表示されるので、ユーザーIDの入力欄を選択して「ユーザー名を入力」ボタンを選択します。そうすると、ユーザーIDが入力されました。
同様にパスワードの入力フォームを選択し、「パスワードを入力」ボタンを選択するとパスワードを入力することができます。
iOS版に比べると若干の手間がかかりますが、アプリを切り替えてコピー&ペーストするよりは格段に簡単に入力することができます。
実は、スマートアシスト機能を使用すると、iOS版と同じように連携することができるようになります。こちらについてはまた次回の記事で紹介する予定です。