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コミック版「ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 2」感想

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表紙はロード・エルメロイⅡ世とルヴィアゼリッタです。わかってらっしゃる。

あらすじ

公式より

「剥離城アドラ」の城主の遺産をめぐり、ついに殺人が起こった。容疑者は全員アリバイなど無用の魔術師たち。調査を始めたエルメロイII世は、城に隠されたとある秘密に気付く――。

みどころ

原作の「case1: 剥離城アドラ」の4章までのコミカライズです。
1巻では主にロードエルメロイ、グレイの描写が中心でイスタリ兄妹が少しあるくらいでしたが、2巻ではその他の登場人物の背景や剥離城にきた意味が色々と描写されていて物語が深まってきます。個人的には清玄さんがいい人すぎる。

象徴的だと思ったのが 以下のシーンです。

このシーンでは容疑者の対象たるメンバーが勢ぞろいして、見開きで各人の主張を繰り広げています。まるで舞台の一部のようです。

依然として謎は深まるばかりですが、2巻の最後の方にあるクライマックスは鳥肌たちます。どんな感じかは是非読んで確かめてください。

芸術的なネーム構成

1巻の紹介でこの作品は珍しく作画のほかにネーム構成担当が付いていることに触れましたが、2巻でも芸術的なネーム構成は遺憾無く発揮されています。

以下はロードエルメロイが状況証拠をつかもうと、周囲の人に状況を喋りながらウロウロするのですが、ここのコマ割りは本当にすごいです。

原作ではひたすらにエルメロイⅡ世が説明している箇所ですが、長い説明をかくコマに散りばめて、それぞれのコマで実際のエルメロイⅡ世が何をやっているのかよくわかる構成になっています。セリフの分量が多いですが、長い説明を無理なく読ませるための超絶なバランスのコマ割りになっています。

そして、ハウダニット、フーダニット、ホワイダニットの説明。すごいよ。すごすぎる。

ただただ美しい魔法の描写

そして、原作がコミカライズされたことによって、素晴らしさが際立つのが魔法の描写です。1巻は若干抑えめでしたが、2巻ではみなさんの魔法があちこちで炸裂します。

オルロックさんの蝶魔法とか

フリューガーさんの剣の舞とか

原作の挿絵でも十分に美しいのですが、コミックの方が前後のつながりを含めて描写されるのでぐっとくるものがあります。

そして、剥離城アドラ完結編の3巻に続く

2巻の終わりは本当にここで切るのか、コンチクショーと言うところで終わるので、3巻が本当に待ち遠しいです。

このコミック版は原作が好きな方には本当にお薦めです。そして、コミック版の続きが気になっているかたは原作をお薦めします。

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