漫画

「ReLIFE」感想

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1巻の表紙は主人公の海原さんと秀才さんの日代さんです。ここしばらく読んだ本の中で1番心が揺さぶられました。なお、Kindle では9巻まで刊行されていますが、オリジナルの comico ではすでに完結しています。

あらすじ

公式より

スマートコミックアプリ「comico」の人気フルカラーコミック!
2浪で卒業、新卒で入った会社は3ヶ月で退社、就活も失敗続きで彼女もナシ、現在27歳、無職の海崎新太。
ある日「夜明了」と名乗る人物に“ある実験”への協力を依頼され、一錠のカプセル薬を渡される。そして翌朝、鏡の前で高校生に戻った自分と対面することになって……!?

みどころ

あらすじからもわかる通り、アラサーに差し掛かった主人公が高校生に戻り、高校生活を通じて、色々と人生をやり直すお話です。

タイトルの ReLIFE の通り、人生(LIFE)よもう一度(Re)という訳です。

Wikipedia によると、連載開始は2013年と5年前の作品ですが、内容は今読んでも古びていないと感じます。

最近の人生やり直しものとして異色なのが以下の2点です。

  • 現代世界を舞台にしていること
  • やり直しの期限が1年間と明示されていること、その後は昔の生活に戻る約束になっていること

そのため、主人公は完全に別の人生を歩むわけではなく、常に今の自分と対峙しながら高校生活を過ごすことになります。

人生をやりなおす魅力

ReLIFEだけでなく、世の中にはなろう系の異世界転生物を含めて、人生のやり直し作品があふれています。

あまり、世間一般を語れるほど世の中を俯瞰して見れているわけではありませんが、氷河期世代の絶望感や閉塞感がこのような作品の受け皿になっている部分は多分にあると感じています。昔は今ほど「人生やり直しもの」作品はなかったように思います。

まあ、自分も大好きなんですけどね。「人生やり直しもの」のジャンルは。

まあ、ドラえもんの初期の作品にも「人生やり直し機」というものもありましたので、昔の後悔を今の自分ならもっとうまい具合に解決できたんじゃないかという思考は人類普遍のものなのかもしれません。

comico ならではの表現

若干重箱の隅かもしれませんが、comico作品ということで紙媒体と若干異なるところがあります。

Web やスマホによるスクロールでの閲覧が前提となっているため、見開きがなかったり、オールカラーだったりします。基本オールカラーということで、面白いなと思ったのが、吹き出しに色が付いていて、吹き出しだけで誰が喋っているか分かったり、登場人物の感情が乗っかっていたりします。

高校生と社会人のギャップ

1巻からの紹介になりますが、高校生なりたてになった時の社会人と高校生のギャップが楽しいです。

たしかに、筆記用具はあんまり持って歩かないですよね。と、いうか、最近、紙に書くことがなくなったなぁ。

自分の高校時代と対比させて

ここからは自分語りになってしまいますが、自分の高校時代は思春期らしい青春というよりはオタクな高校生活を満喫していた記憶しかありません。

テーブルトークRPGの同好会やコンピューター同好会に入って(自分の高校は文化系は兼部が当たり前だった)、D&Dを何時間もやっていたり、N88 Basic でPC-98にベーマガのソースを打ち込んで遊んでいたりと、まあ、お察しな青春時代を送っていました。

当然、女子とお話しするようなイベントはほとんど発生しません。

学校内でそんな同好会活動をしているわけですから、オタク趣味を隠すこともなく周りからはイロモノとして扱われていましたが、純粋に楽しかったです。

でも、いま高校生活をやり直せるなら、世間一般並みの青春を送ってみるのはとても魅力的に思えます。

今、この時しかないのはおじさんも同じ

ReLIFE のポイントとしては1年経ったら高校生生活が終わってしまうと予告されてることです。主人公は28歳なのですが、来年は29歳になるわけです。

高校生として1年過ごすわけですが、過去に戻るわけではなく

最後にドラえもんの人生やり直し機でのドラえもんのお言葉で締めたいと思います。

「こんな機械にたよるより、人間の中身を変えていかなきゃ」

大事なのは今この時をしっかり生きることと時代に合わせて人間の中身を変え続けていくことなのかなという思いに至りました。

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