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「鮫島、最後の十五日」

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佐藤タカヒロ先生の訃報に接して

7月12日の週刊少年チャンピオンで明らかにされましたが、「鮫島、最後の十五日」の作者、佐藤タカヒロ先生が永眠されました。

報道を観ると。まだ、41歳という若さで、いきなりお亡くなりになったようです。

佐藤タカヒロ先生はチャンピオンの最初の掲載作である「いっぽん」の頃から好きで追いかけていました。
「バチバチ」が大ヒットして、その後「バチバチBurst」、「鮫島、最後の十五日」とチャンピオンの大黒柱としてチャンピオンを支えてきました。

「バチバチ」シリーズと「鮫島、最後の十五日」

「バチバチ」シリーズは大関「火竜」の息子の鮫島がひょんなことから、相撲界に入り小柄な体を駆使して力士を相手に満身創痍になりながら戦い続けていくお話です。バチバチ Burst が終わって、「鮫島、最後の十五日」が始まった時は、そのタイトルを見て涙したのを覚えています。

十五日といえば1場所の取り組みです。ついに、あと1場所で鮫島の相撲人生が終わってしまう。そんなタイトルでした。

「鮫島、最後の十五日」では1場所の取り組みを最初の一日から相手の力士の背景を含めて、勝負がつくまでを丹念に描かれています。小兵力士である鮫島にそのうちに訪れる限界を予感させながら、命を昇華させていく鮫島に毎回心を熱くしながら、そして取り組み中には息をするのも忘れるほど集中して読んできました。

佐藤タカヒロ先生のコマ割りと作画について

相撲の面白さというのは、立会いでもわかるように、静から動への一瞬の切り替わりにあると思っています。
佐藤タカヒロ先生はその静から動への切り替わりの描写がとてもうまく、連載中には何度も鳥肌が立ちました。

そして、動きを感じさせる迫力のあるコマ割りがとても特徴的で、読んでいるこっちの息も止まってしまうくらい相撲にどっぷりと読者をハマらせてくれます。電書で読む場合は大画面で見開きで読んでほしい作家のかなり上位にランキングされます。

来なかった最後の十五日目

佐藤タカヒロ先生がお亡くなりになってしまったところで、鮫島は物語上ではついに最後の十五日目の千秋楽を迎えることができませんでした。色々な伏線や因縁などありながらも、最後の十五日目の取り組みの結果がどうなったのか、取り組みを終えた鮫島がどうなるのかについては永遠に謎のままになってしまったのが、残念でなりません。

しかしながら、最終的に鮫島の力士人生を終わりは描かれず、読者の中で永遠に戦い続けることになりました。

鮫島のお話を読んでほしい

一連の鮫島のお話は掲載誌がチャンピオンだったこともあり、世間一般にそれほど広まっていません。しかしながらこれらのお話は紛れもなく名作です。佐藤先生が生きた証として、この作品をたくさんの人に読んでほしいという思いがいっぱいです。

「バチバチ」シリーズを皆さん、読んでみてください。後悔しません。

Munacky は佐藤タカヒロ先生のご冥福をお祈りします。そして、佐藤タカヒロ先生の魂が多くの皆さんに広まりますように。

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