表紙はエディタさんとソフィアさんです。エディタさんの様子がちょっと違うような?
あらすじ
公式より
学園都市での仕事を終え、縦ロール(キモロンゲ付)とバカンスに向かう田中。
着いた先はこの世界が誇る一大リゾート地帯。ペニー帝国が贅を尽くした高級保養施設で、パンモロメイドたちのご奉仕の誘惑にドキドキが止まらない田中は、純愛路線も忘れ夢のヤリチンサマーバケーションに身を委ねようとしていた。
一方、田中を追跡して飛行するロリ三人とメイドは、道中で薄幸エルフのエディタが落下し行方不明に……。
さらに大聖国の聖女様まで登場し、自体は急展開を迎える。
果たして田中さんはヤリチン野郎へと堕ちてしまうのか!?
いや、ないない。と、いきなり公式に突っ込んだりしています。
みどころ
今回は物語の根幹に関する、魔王の正体が明らかになります。
ただ、それ以外のエピソードもそれなりの分量があり、いろいろなお話が組み合わさったストーリーが進んでいきます。
まあ、行き当たりばったりとも言いますが…。
物語的には魔王と聖女、そして勇者の関係性が新たに明らかになりますが、個人的にはドリスさんとタナカさんのいろいろなやりとりに興味が向きます。本当にドリスさんとタナカさんの組み合わせが良い味を出しています。
タナカさん抜きの珍道中
バカンスに向かうタナカさんを追いかけて、置き去りにされた人(ドラゴンも混じってるけどw)が珍道中を繰り広げます。幸薄そうなエディタ先生、巻き込まれ体質メイドのソフィアさん、常識を知らないエンシェントドラゴンのクリスティーナさん、ゴッゴルのロコロコさん。とロコロコさんが一番安心してみていられるという、波乱万丈の珍道中が始まります。
以下はクリスティーナさん飛ぶ。の図ですが、ソフィアさんが完全にのけぞってます。そして、エディタ先生のぷにぷにっぷりがたまらない。
所々で色々な人が離れたり、再開したりとで、先の展開がなかなか読めずに、ハラハラしながら楽しめます。
タナカさんがいないからこそ、皆さん仲良くお互いを気にかけてほっこりとする描写が随所にあり、なかなかに読んでいてしあわせなひと時を感じることができました。
仲良きことは美しきかな。ですよ。
聖女と魔王
全体のお話の流れの中で、今回ようやく聖女と魔王が登場します。上が聖女様で、下が魔王様です。
なかなかに、普通のライトノベルのような展開です。この物語でこんなにシリアスな展開でいいんでしょうか?
そして、謎を呼ぶ勇者という存在。勇者にはどのような役割が与えられているのかについても、まだ全貌は見えてきません。
エディタ先生の過去
聖女と魔王の絡みの中でついにエディタ先生の過去が明らかになります。あまり、ネタバレしない範囲で書こうとすると、このくらいしか書けないのですが、色々と話が繋がってきて、そろそろエンディングに向けてお話が加速しそうな感じです。
でも、聖女と魔王の絡みが終わった途端、いつものエディタ先生が帰ってきましたよ。
ドリスさんとの関係
7巻は縦ロールこと、ドリスさんとタナカさんの関係性を抜きにしては語れません。5巻あたりから、ドリスさんとタナカさんが恋愛では無いけれど、利害関係をベースとしたいい感じの関係を築いてきましたが、7巻ではこの二人の絡みを中心にストーリーが展開していきます。
以下は、文字通りドリスさんの尻に敷かれるタナカさんです。勇者の二人の表情がいい味を出しています。
今回ドリスさんのパパ、ママが初登場です。二人ともシリアスな方向にいい味出しています。ドリスさんの家庭環境も素敵です。ドリスさん愛されてるなあ。ドリスパパとドリスママの画像が欲しいところですが、7巻にはありませんでした。
それにしても、ドリスさんの博才というか勝負強さにはほとほと感心です。
あとがきより
自分はこの作品に関してはWeb版を追いかけてないのですが、作者のぶんころり先生によると、最後まで書籍化できそうとのことです。頑張って買い支えたいです。素晴らしい。
Munacky はぶんころり先生を応援しています。