前回は導入編でしたが、しばらく使って見た感想を書いて見たいと思います。
アダプティブボリュームコントロール
アダプティブボリュームコントロールは Xperia Ear Duo の内臓マイクを使用して外音の音量を検知して、外音が大きくなると再生音量を自動的に大きくしてくれる機能です。
結論から言うと、この機能はOnにして運用しています。
Xperia Ear Duo は音量を最大にしてもそこまで音量が大きくなりませんが、この機能を使用すると、周りがうるさい時は最大音量より大きな音になります。
電車の中などでは無くてもなんとかなりますが、ホームや駅の構内というのは意外とうるさくて、音楽がほとんど聞こえなくなってしまいますが、この機能を使用するとそこそこ聞けるようになります。
ただ、ボリューム調整は若干わかるくらいにはギャップがあります。外音が大きくなる前に再生音量が大きくなってくることが結構あり、マイクのセンサーって、人間の耳よりも敏感なんだなぁというのが実感できます。
人間の感覚は外的刺激に対して対数曲線を描くらしいので、こう言うケースでは機械の方が優秀なのかもしれません。
充電のお話
充電は AirPods と同じように収納ケースに入れると充電が始まります。AirPodsより後発だけあって、いいなと思うのはケースを閉めたままでも充電中の状態がわかるようになっています。手前のオレンジ色が収納ケースの充電状況。小さいグリーンの点がイヤホン本体の状況です。
まあ、ケースにクリアパーツの窓が付いていて、本体の充電ランプが透けて見えるだけの簡単な機構ではありますが、これでも十分便利です。
充電時間は体感で AirPods と同じくらいでしょうか?
Bluetoothの切り替えの話
ここまで、いい話を中心に書いてきましたが、個人的な不満は Bluetooth 機器の切り替えにあります。
自分は iPhone と iPad Pro を使っています。音楽はiPhoneで、動画はiPadで鑑賞しているため、1つのイヤホンで複数の機器に接続しています。
Xperia Ear Duo はもちろんマルチペアリングに対応していますが、iPhoneで音楽を聞いている状態から、iPadに切り替える際には以下の手順が必要です。
- iPhone の設定画面でBluetoothを開く
- XEA20のメニューを開く
- 接続解除を選択する
- iPad Proの設定画面でBluetoothを開く
- XEA20を選択する
これが、AirPodsだと以下の手順で済みます。
- iPad Pro のコントロールセンターを開く
- ミュージックをタップ
- 再生先に AirPods を選択
まあ、iOS 専用に設計された Air Pods と比較すると、どうしても Bluetooth 規格の縛りからは逃れらない Xperia Ear Duo は不利なのですが、若干ストレスがたまります。
Xperia Ear Duo のメリット
Xperia Ear Duo の AirPods に対するメリットはいくつかあるのです。
- 耳たぶを挟み込んで装着するため、安定感がある。特に暑い時期で汗拭きタオルで汗を拭っても取れる心配がない。着替えもへっちゃら。
- 外音がしっかり入ってくるため、仕事中で周りの会話が耳に入ってくる。
あんまり、メリットがないかもしれませんが、後者は新しい体験といってもいいでしょう。自分は買って後悔していませんが、しばらく Air Pods とどう使い分けるか頭を悩ませる日々が続きそうです。