ラノベ感想

私、能力は平均値でって言ったよね!6巻

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おや、この制服の少女はだれ?と思ったら転生前の海里さんでした。今回は巻末の読み切りで海里さんのポンコツな日常を覗けます。

あらすじ

公式より

累計30万部突破の人気シリーズ! 異世界に転生した少女マイルは最強の魔法使いとなり、彼女たち『赤き誓い』の少女4人は大活躍を続けていた。

なんか、だんだんと説明文が短くなるなぁ。本の帯もほとんど内容に触れてないし...

みどころ

今回は古代文明の一端が少し明かされつつも、基本的には連続した細かいエピソードの集合体で構成されています。きっと、公式の説明文が短いことや本の帯のコピーのひねりが少ないのもこの為かと思われます。

前巻の終わりに登場した魔族の皆さんが活躍(?)しますが、魔族の皆さんも基本的に紳士でした。

相変わらず、技の名前とかちょいちょい挟まる小ネタがツボに入りますが、メーヴィスの「余が、ファイヤー」と相手のファイアーボールの打ち合いは無事にアニメにできるのでしょうか? 今から少し心配です。でも、メーヴィスがヨガファイヤーを出す絵面を是非動画で見たいところです。

ただ、ヨガファイヤーは諸般の事情で封印されてしまいました。残念無念

「男爵家」のエピソードではポーリンさんの商売人の矜持をかけた戦いに魅了されます。珍しく、白いポーリンさんです。

「ライバル登場」でパーティ「女神のしもべ」の皆様が初登場です。今回は顔見せだけですが、見せ場は7巻に入っています。思ったより、まともなパーティーですので、7巻を乞うご期待。イラストも気合いが入っています。

そして、マイルの単独行動のエピソード「妖精狩り」と「仮面の少女再び」がいろんな意味でヒドイ(褒め言葉)。

マイルの単独行動と、マ抜きの皆様

今回、興味深いなと思ったのはパーティの休息日にマイルの単独行動とマイルのいない赤き誓いの皆様の描写があったことでした。

普通に生活していると単独行動することもあるのですが、以外とこういう物語では一人でいるときの描写って少ないなぁと思います。今回、マイルの単独行動エピソードが2つ、マイルがいない赤き誓いのみんなのエピソードが1つあり、なかなかにキャラクターの普段見れない姿を見ることができて、楽しく読みました。

短編の積み重ねが上手く登場人物の掘り下げになっていて、他の3人の単独エピソードなども読んでみたい。FUNA先生、お願いします。

読み切り「栗原海里の OTAKU な日常」

今回の読み切りは転生前の主人公、栗原海里のエピソードです。どうしてマイルがあんな残念な子になっているのか、その謎が解けます。海里のポンコツっぷりが遺憾なく発揮されています。

下のイラストですが、左が主人公ですよw。右側はしっかり者の妹さんです。

しかし、海里の両親のような生活に憧れます。

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