自転車に乗るときにハンドポンプを携帯していますか?
自転車に長距離乗る方は出先のパンクに備えて、スペアチューブとハンドポンプ、もしくはCO2ボンベなどを携帯していると思われます。自分の場合、毎日往復で15kmほど通勤で乗っていますが、年に1度くらいパンクに見舞われます。
マウンテンバイクの乗り始めて、ハンドポンプの機能の違いについて改めて意識したので紹介してみます。
ロードバイクとマウンテンバイクのハンドポンプへの要件の違い
ロードバイクとマウンテンバイクのポンプに求められる機能が異なります。
- ロードバイクではとにかく高圧(7bar以上)に入れられる必要がある。が入れるエアボリュームはマウンテンバイクほどではない
- マウンテンバイクではそこまでの高圧は不要(2~4barあたり)。ただし、大量の空気をタイヤに送り込む必要がある。
というわけで、ロードでは高圧の空気が入れられるもの。マウンテンバイクでは1回のポンピングで大量の空気が送り込めるものが向いています。
見た目でわかるハンドポンプ傾向
ハンドポンプはシリンダーなので、入れられる空気圧はシリンダーが細い(つまり、断面積が小さい)ほど高くなります。一方でシリンダーが細くなると、1回のポンピングで入れられる空気が少なくなります。
つまり、ロード用はシリンダーが細く、マウンテンバイク用はシリンダーが太くなります。
左側がロードバイク用、右側がマウンテンバイク用です。シリンダーの太さの違いが判るでしょうか?ロードバイク用のほうはシリンダーの細さからくる空気量の少なさを補うため、長くなっています。
左のポンプは 9 barまで、右のポンプは 5 barまで対応しています。ロードバイクに乗っている人が右のポンプを買ってしまうと、必要な空気圧まで空気を入れることができません。逆に左のポンプでマウンテンバイクに空気を入れると、すごい数のポンピングが必要になります。
ちなみに、右側のポンプはデュアルアクションになっていて、ポンプを伸ばしても縮めても空気を送り込めることができます。
本来なら、一回のポンピングで送り込める空気量など説明書に欲しいところではありますが、あまり書かれていないのが現状です。
まとめ
- 自転車に長距離乗るなら、スペアチューブとハンドポンプを携帯しよう
- ハンドポンプを購入するときは、自分が必要としているタイプを選んで買おう
- 特に、ハンドポンプの対応空気圧のチェックをしっかりと