Chain Reaction Cycles でマウンテンバイクを買ってみました。
Chain Reaction Cycles (以降 CRC) は Wiggle と並ぶ自転車の海外通販の大手です。海外通販は安いけど怖いと言う方に注文から乗り出しまで、こんな感じですとざっくりと紹介させていただきます。需要あるかしら。
購入まで
Chain Reaction Cycles で購入しました。
サイト自体は日本語化されているのですが、自転車のスペックなどは所々英語のままなので、英語が苦手な人は Google 翻訳のお世話になりながら、チェックしてみましょう。
また、自転車のサイズはどれを選べば良いのかよくわからないという問題もありますが、ほとんどの自転車の購入ページにサイズチャートへのリンクがあります。
サイズチャートは以下のように英語のままですが、自分の身長と足の長さを元に合いそうなフレームサイズを注文してください。
決済はクレジットカードなので、通常のインターネット通販と大差ありません。なお、自転車を買うと、送料で15,000 円ほどかかりました。
海外通販の魅力
海外通販の魅力をどこに見いだすかは人それぞれですが、自分の場合は値段よりも品揃えの充実です。
最近は日本でもスポーツ自転車のお店が増えていますが、ロードバイクとクロスバイクに品揃えが偏っていたり、自分の体に合うサイズがなかったりします。(特に、自分は身長が大きめなので、国内通販でもなかなか品物がなかったりします。)
今回はマウンテンバイクが欲しかったので、家の近所のスポーツ自転車のお店、国内通販を探して、良さそうなモデルがなかったため、CRC からの購入を決意しました。
配送と関税
CRC の配送は DHL です。CRC から出荷されるとトラッキングナンバーがメールが送られてきます。
赤枠のリンクをクリックすると配送状態が DHL のサイトで調べることができます。スマホからだと現在の状態しかわからず、細かい履歴がわからないので、細かく見たい人はPCを使いましょう。いま、どこにあるのか詳しく書かれています。
CRC のサイトには大体10~15営業日で到着と書いてありますが、自分の場合は7営業日で来ました。
自転車本体には関税はかかりませんが、消費税を支払う必要があります。DHL の場合は引き渡しの際の支払いでした。事前に用意しておきましょう。
開梱
梱包は自転車の販売用の箱に入れられてきます。七分組よりはかっちりと組まれていますが、以下のような状態でした
- ハンドルはステムから抜かれている
- シートポストはフレームから抜かれている
- 前輪は外れている
- フロントのディスクブレーキは借り止め
- ドロッパーシートポストのレバーはハンドルから外れている(ワイヤーは本体に組み付けられている)
- フロントフォークのロックアウト用のレバーとワイヤーは同梱しているだけ
- ブレーキの引きしろは調整済み
- シフトワイヤーは調整済み
- 前後の反射板は同梱されているが組み付けされてはいない
- ブレーキが左前
そんなわけで組み付け作業
自分はロードバイクの組み立てはできるのですが、マウンテンバイクは初めてでした。そんなわけで、苦労したのはフロントのディスクブレーキの調整とドロッパーシートポスト、フロントフォークのロックアウトレバーの取り付けでした。
フロントのディスクブレーキの本止め
写真の赤丸のネジが緩んだ状態で出荷されています。
おう、ディスクブレーキのセンター出しなんてやったことないよ~。
いろいろ調べた結果、同梱されている説明書にディスクブレーキの説明書に調整の方法が書いてありました。説明書凄いな。
「前輪をつけた状態で、ブレーキレバーを引いた状態で固定する」とのことで、ブレーキレバーを引いた状態で、フォークとブレーキを止めるネジをアーレンキーで締めていきます。
ドロッパーシートポストのとりつけ
最近はやりのドロッパーシートポストの取り付けです。ガスチェアと同じ仕組みで、手元のレバーでシートポストの上げ下げができます。
基本、ワイヤー式なので、シフトワイヤーやブレーキワイヤーの取り回しをやってことがあれば、対応できます。ワイヤリングはすでに行われているので、ハンドルにレバーを取り付けるだけです。右側と左側のどちらにもつけられますが、左側につけました。
ただ、レバーをつけるために、ブレーキレバーとグリップを外す必要がありました。これらもアーレンキーで外してからレバーを取り付けます。
フロントフォークのロックアウトレバーの取り付け
最近のマウンテンバイクはフロントフォークを手元のレバーでサスペンションロックすることができますが、レバーとワイヤーを取り付けます。
レバーはドロッパーシートポストと同じく左につけます。
そしてワイヤーを通してアーレンキーで締め付けます。適切な長さにカットしてエンドキャップをするあたりは通常のワイヤーの取り回しと同じです。
ハンドルの組み付け
ハンドルはアーレンキーを使用して普通にステムにつけるだけでした。楽勝。
ペダルの組み付け
ペダルはペダルレンチを使用して取り付けます。
なんだ、このペダルのデザインは...
右ブレーキレバーと左ブレーキレバーの交換
意外と知られていないことですが、海外では左側が前ブレーキ、右側が後ろブレーキになっています。今回購入したものも左前ブレーキになっていました。さて、ブレーキレバーを交換しようと思ったのですが、油圧式のため、レバーの交換にはオイルとエアー抜きが必要なため、断念しました。いまも、左前ブレーキの設定で乗っています。
組み付けに使用した工具
結局、組み付けに使用した工具は以下の通りです。
- アーレンキー各サイズ
- ワイヤーカッター
- ペンチ
- ペダルレンチ
ワイヤーカッターとペンチはサスペンションロックのワイヤーを取り付けるために使用しました。
まとめ
海外通販のイメージはつかめたでしょうか?
スポーツ自転車をある程度自分で整備・調整できる人なら、是非海外通販を使ってみましょう。ただし、自分の自転車は自分の責任において面倒を見る覚悟が必要です。